ペットロスを経験してから次の犬を家族として迎え入れるまでの期間は?

愛犬を亡くした人に訪れる「ペットロス」、
それを乗り越えるのに必要な時間は人それぞれです。

 

次の犬を新しい家族として迎え入れるかどうが、
多くの人が悩み、そして躊躇することもあるでしょう。

 

「また同じ悲しみには耐えられない」
 
「新しい命を預かっていいのか」
 
「先代の犬に悪いんじゃないか」

 

次の犬を飼うことに決めた人は、どれくらいの期間を要したのでしょうか?

 

 

 

新しい家族を迎えるまでにかかった期間

 

ペットを飼ったことのある男女に
ペットが亡くなってすぐ次のペットを飼えるか」
というアンケートを行った際、「はい」と答えたのは
女性より男性が多いという結果が出ました。

 

これは、ペットを亡くした寂しさに耐えられないと
感じる男性が多いという結果の表れと言えます。

 

一方、9割近い女性が亡くなったペットへの
思いを引きずるせいか、次のペットを受け入れたい
という気持ちになれないということでした。

 

実際にペットロスで苦しんでいる方の多くが、
愛犬を亡くした後、次の犬を迎え入れたい
気持ちもありつつ、躊躇しているようです。

 

 

半年で次の犬を家族として迎え入れた人、
2年経って次の犬を迎え入れる決意をした人など、
次の犬を迎い入れた人がいる中で、
8年経っても次の犬を迎え入れる気持ちになれない人もいます。

 

 

ペットロスを克服するまでに必要な期間が人それぞれで
あるように、次の犬を迎え入れる気持ちになる期間も人それぞれです。

 

多頭飼いのおうちの場合、一緒に暮らしている
犬が落ち込んでしまい、次の犬を早めに迎え入れようと
決心することも多いようです。

 

また愛犬を亡くしてから短い期間でも、
同じ犬種で引き取り手がいない、ホームセンターで
残っていたなど、そういった縁から、家族の一員として
迎える決意をしたという方も多いようです。

 

注意点としては、次の犬を迎え入れるかどうかに
ついては、一緒に暮らしているご家族とよく相談しあうことです。

 

迎え入れたいと思う家族と、まだ迎え入れる気持ちに
なれないという家族がいる場合、トラブルになってしまう
可能性もあります。

 

新しい命を預かる以上、途中で「やっぱり無理」
というわけにはいきません。

 

家族でも、ペットロスを克服する時間はそれぞれなので、
家族全員が納得して迎え入れる環境を、
次の犬のためにも作ってあげましょう。

 

「犬の遺言」という詩

 

愛犬を亡くし、もう悲しい思いをしたくないという
思いでいる方も少なくないでしょう。

 

そして、亡くなった愛犬に悪いような気がして、
次の犬を迎える気持ちになれない方もいるかもしれません。

 

そんな気持ちの時に読んでほしいのが「犬の遺言」
という詩です。人が亡くなる前に遺言を残すように、
もし犬である自分が遺言を残すとしたら、という内容です。

 

作者不明の英語が原文の詩は、多くの人々の心を揺らし、
たくさんの人が和訳をしてインターネット上で広がっています。

 

詩の中で、遺言を残す自分(犬)は、自分を愛して
幸せにしてくれたおうちを、ひとりぼっちでかわいそうな
仲間(野良犬)に譲りたいと残しています。

 

そして「自分(犬)が遺せるのは愛だけ」と結ばれる文章は、
ペットロスで辛い思いを抱えている人やいた人に力を
与えてくれるはずです。ぜひ、「犬の遺言」で調べてみてください。

 

新しい家族を迎え入れて後悔した人はいない

 

「もうあんなに悲しい思いをしたくない」愛犬を亡くした時
にそう思う方は多いでしょう。

 

しかし、「家族の一員として迎え入れなければよかった」
と思う方はいないのではないでしょうか。

 

縁があって次の犬を迎え入れたおうちでは、
先代犬を思い出し自然と笑顔になっているという
人が多くいます。

 

そして、新しい犬も家族の一員として幸せに
したいという思いで過ごしています。

 

本当に犬が好きな人の元で幸せに暮らすために
縁があってここにくるんだ、と気持ちが変化した時が、
次の犬を迎え入れられる時期なのかもしれません。

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